結婚指輪の歴史
結婚式の時に交換する結婚指輪ですが、こうした習慣が始まったのは、いつ頃からなのかご存じでしょうか。
そもそも指輪のルーツとは?
最も古い指輪が見つかった時代は、紀元前の古代エジプトだと言われています。
ファッションの一部や異性への贈り物として用いていただけでなく、男性が戦いの時に身につけ、時には武器として使用されていたようです。指輪の素材には、金や貝殻、陶器、柔らかい石などが使われていました。
指輪に愛を込めた古代の人々
古代ギリシャでは、想いを寄せる女性への“愛の形”として、指輪を贈る行為が行われていたと言われています。言葉を刻み込み贈っていたことから、指輪は愛の想いを伝える象徴として考えられるようになっていき、こうした習慣がいつしか古代ローマにも伝わったとされています。
そして、最初に結婚指輪を身につけたと言われているのが、9世紀のローマ教皇であるニコラウス1世です。また、ミュール『ローマの結婚指輪の起源』には、「花婿には鉄の指輪、花嫁には金の指輪を交換した」という記録が記載されています。そこから、さらに時代が進み13世紀になった頃、ヨーロッパ各地で結婚指輪を交換するという風習が一般的になったと言われています。
大きな影響を与えたキリスト教
西洋で生まれたキリスト教が各地に浸透していくと、結婚の意義にも変化が見られるようになっていきました。結婚するに際し、永遠の愛・誠実・貞節を神様に誓う『しるし』として、結婚指輪が用いられるようになったとされています。
当初は、誓いが強固なものであることを示すために「鉄」が用いられていましたが、徐々に価値のある「金」が人気になり用いられるようになっていきました。
さらに時代が進むと、教会で司祭が立ち会って挙式が行われるようになり、結婚指輪の意義が確立されます。西洋で挙式が定義されたのが16世紀になってからだと言われており、その頃には挙式の一環として結婚指輪の交換が行われることが、定義づけられたと考えられています。
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