今日は婚約指輪の選び方というお話です。
今週末からダイヤモンドフェアが始まりますので、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
婚約指輪の選び方は、もちろん人それぞれ違います。
男性が一人で選ぶ。
彼女と一緒に選ぶ。
またはご両親から譲ってもらう。
などそれぞれありまして、「私は自分で買いました。」なんていう方もいらっしゃいますよね。
私どもディーマジュエリーも「婚約指輪の選び方」について質問をいただくことが結構あったりします。
おしゃれな女性はもちろん日頃からジュエリーを身につけていると思いますが、この婚約指輪が自分にとって本格的なファーストジュエリーとなる方がほとんどだという風に思います。
ダイヤモンドについている鑑定書の内容、主に4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)は店舗を回っているだけで覚えてしまえるものなので、ここでは申し上げませんが、鑑定書はあくまでもダイヤモンドの価値判断の基準のひとつです。
もちろん基準が変わってしまえば評価も変わりますので、あくまでも価値判断のひとつとして、4Cの内容だけで選ばれない方が賢明です。
もちろん私どもも4Cのみで説明することはありません。
それでは「どんな選び方があるの?」ということですが、私どもがダイヤモンドを案内する際に重視するいくつかの”ポイント”がありますのでご紹介しますね。
まず、当たり前ですが、婚約指輪は指にはめるものなので、すぐに曲がったり、ダイヤモンドが取れてしまってはいけません。
身につけてもまったく問題のない耐久性が絶対条件のひとつです。
よく、「ダイヤモンドは宝石の中でも一番硬いので、安心です。」
とこのような説明はよく聞く話だとおもいます。
これは半分当たっていますが、半分間違っているようなところがあります。
ダイヤモンドって割れるんですよ。
引っかき傷に対する硬度はとっても高いですけど、衝撃に対する靭性は思ったよりも低いです。
私もダイヤモンドを割ったことがあるからわかります。
案外簡単に割れちゃいますよ。
またダイヤモンドのカットの仕上がり具合によって欠けたりしてしまうのもあります。
ガードルの厚みが極端に薄いもの。
鑑定書にはVeruy Thin Girdleってかいてあります。
これはダイヤモンドのガードルがエッジが効いて尖っている状態になっています。
その薄くて尖っているところに強い衝撃を加えてしまうと、そこが欠けます。
ダイヤモンドはその性質上ガードル部分の衝撃には基本的に弱く、そこが尖っていれば、
さらに欠けやすくなってしまいます。
それから、逆にガードルの厚みが極端に厚いもの。
鑑定書にはVery Thick Girdleってかいてあります。
こちらは逆に耐久性には特に問題はありませんが、輝きが弱くなってしまいます典型的なパターンです。
ダイヤモンドのカラット数をかせごうとしているとも聞いたことがあります。
なので、ガードル厚の部分に「Very」とかいてあるのは避けた方が無難ですね。
明日はリング枠の耐久性についてお話しまーす!