2016年1月18日
結婚指輪を左手薬指にはめる理由
結婚指輪は多くの人が左手薬指にはめますが、
その習慣はどこから来たのでしょうか?
実はその歴史はとても古く、
古代ギリシャ時代の言い伝えに起因しています。
「ハート」という言葉は日本語に訳すと「心」の他に
「心臓」という意味になりますが、
古代ギリシャでもハートは両方の意味を指し、
心臓には心が宿る、
心を司るのは心臓と考えられていました。
そして薬指には太い血管が通っていることから、
心臓がある左側の薬指は特別なものと考えられ、
そこに指輪をすることは「心をつなぐ」という意味を持ち、
そこから「永遠に相手とつながる」
という意味になったと言われています。
また、アジアでは「輪」は切れ目のないその形状から
仏教思想の輪廻の象徴とされ、
永遠につながるという意味を持ちます。
そして左手薬指は東洋医学の思想でも
心臓とつながっている場所と古くから考えられており、
結婚相手と指輪を交換することで
お互いの心を捕まえるという意味を表しています。
右利きの人が多い日本では日常生活に最も支障がないから、
と左手薬指にはめている人もいるかもしれませんが、
実際はこのようなロマンチックな意味があるのです。