2015年10月18日
鑑定書は絶対ではありません!
ダイヤモンドなどの宝石が付いたジュエリーには、
その石の品質を評価した鑑定書が付いています。
鑑定書は、石の色や重さ、透明度、仕上げについて
鑑定士が鑑定して標記したものです。
鑑定士が所属する団体によって、
ダイヤモンドの品質やカットなどの表記は変わってきます。
クラリティは10段階あり、最高値はLope cleanですが、
発行機関によってはFLとなり、クラリティの最上位が 異なることがあります。
この違いは、鑑定書を発行する団体の多さ、
あいまいさからによるものです。 また、鑑定士の主観による部分も大きく、
鑑定する人によっても鑑定書が変わってきます。
統一され、ずれがないのは重さである カラットくらいと言えるでしょう。
こうしたことから、複数の鑑定士が出した鑑定結果の中から、
最も低かった評価のものを鑑定書に書くことが、業界で決められています。
ジュエリーに付いている鑑定書は、絶対のものではないということです。
鑑定書は、購入の際の参考のものと考え、
自分が気に入って身に付けていたいと、
ときめいたジュエリーを選ぶのが一番です。