2015年11月8日
カラットとキャラット
ダイヤモンドの大きさを表す単位として
よくカラットやキャラットという言葉を耳にすることでしょう。
おそらく多くの人が、これは外国語を耳できいて
カタカナ表記するときに、
二通り生まれたと思っているのではないでしょうか?
しかしながら実はそうではありません。
カラットはKarat、
キャラットはCaratというようなスペルになります。
つまり、まったく別のものを表しているのです。
金の含有量を表記するときに、
24Kというように記されたものを見たことがあるかと思います。
このKこそカラットの略であり、
カラッとは合金の量に対する相対的な割合を表す単位です。
つまり純金の24金なら24カラットなので、
24Kというように表記されるのです。
これに対してキャラットは宝石の質量を表す単位です。
ダイヤモンドをはじめとして、
宝石0.2グラムのことをキャラットとして表すのです。
もっとも日本語ではダイヤモンドであっても
1カラットと呼ぶことが多いので、区別して使い分けている人は
なかなかいないのかもしれません。